大川道義議員
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4800万円に減額した理由に
1、出産数の減少
2、赤字の増加
3、他の医師の理解が得られない
としているが、医師が2人から1人となり、1人当たりだと出産数が増えているので理由にはならない。
5520万円の報酬が赤字の原因なのか。 |
市長
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産婦人科で3800万円の赤字が出ている。 |
大川議員
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医師確保には赤字があるのは当たり前であり、全国的な医師不足の状況で尾鷲によく来てくれたくらいだ。赤字を減額の根拠にするのはおかしい。市長は5520万円では「他の医師の不満が爆発する」との説明だが、そうなると病院を残すのか産婦人科を存続させるのかの話になる。4800万円は院長と協議した上で、「他の医師にも了解してもらえる」と判断した額なのか。
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市長
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4800万円は院長とは相談していない。 |
大川議員
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それではだめだ。 |
湯浅英男事務長
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事務局から市長に4800万円を提案した。その前に院長とも相談して金額は明確には示さなかったが、「とにかく5千万円以下に抑えたい」との話はしている。
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大川議員
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他の医師が4800万円を認めるのならその額で契約を進めてもらいたい。そこをきっちり詰めないと問題が尾を引くことになる。
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市長
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医師の感情は強い。この1年で複数の医師から「基礎データに基づいた納得できる査定を」と強い直訴も受けている。その上で、政治的判断で来てもらったのだから例外的な報酬もやむを得ないとの認識はしてもらっている。
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大川議員
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院長と詰めた話をしないと不安が残る。 |
湯浅事務長
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他の医師の情報や院長の話は把握しているが、4800万円は交渉中で決まった額ではないため、他の医師には話していない。5520万円から減額することは話している。
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大川議員
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病院が存続できるかどうかの大事な部分であり、他の医師が了解すれば私も4800万円には賛成だ。それがないと話にならない。月1回の休みを確保できる見通しはあるのか。
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市長
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この1年で年末だけ休みの応援医師を確保できただけ。厳しい状況だ。 |
大川議員
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4800万円に休日分の時給7千円を上乗せすると5500万円を上回る可能性もある。そこをはっきりしないと他の医師の理解が得られない。
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市長
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三重大に提示している応援医師の時給は7千円。医師の希望は時給1万円を超えると思う。応援医師がいない場合は数百万円の上乗せとなるが、5520万円を超えることはないと思う。
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大川議員
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他の医師が理解してくれることを大前提に、4800万円と月1回の休みを保証する条件で進めてもらいたい。 |
市長
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21日の全協後、他の医師から意見を受け、「きっちり査定した代価ならやむを得ない」との話だった。すべての医師が了解してくれるかどうかはわからない。話がつけば院長とも相談して医師を説得したい。
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田中宜哉議員
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4800万円で他の医師が納得するのか疑問だ。5520万円との差は720万円で少額ではないが、市民の意見はその差が問題ではない。たとえ5520万円でも1年間やってもらい、その間に妊婦に不安を与えないよう存続に取り組めばよい。昨年、私も他の医師の感情を指摘したが、市長は「それは大丈夫」と言った。その部分がクローズアップされ、病院自体の問題となれば大変なことで、産婦人科がなくなってもやむなしとの判断も出てくる。4800万円で市長にげたを預けることになるが、他の医師にあつれきがあれば断念もやむを得ない。
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市長
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4800万円に月1回休日分48時間の時給で5500万円近くになる可能性がある。医師の要求だと6千万円近くとなり、他の医師に説明責任がつかない。
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田中議員
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他の医師とのバランスを十分に考慮しないといけない。 |
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